
―――チェコでは日本に対してどのようなイメージを持たれている人
が多いですか。
I氏:年代によるのだと思うんですけど。中国とあまり分別がついて
いない人も多いですね。
A氏:最近は、お寿司のことを聞かれることが多いです。日本人だっ
て言うと、寿司はどうだとか生の魚はどこで食べれるのだと
か、いいレストランはどこかなど、よく聞かれますね。日本
人っていうと一回はその話題がのぼります。
―――チェコで流行っているものはありますか。
I氏:ベビーブームなのかな、という印象があります。少子化は少子
化ですが、共産主義が終わってみんな余裕がでてきたのか。
まずは住居とか買って、だんだん生活環境が整ってきた人た
ちが多くて、20から40代の人たちが一斉に生んでいるイ
メージです。
A氏:確かに多いですね。
I氏:妊娠した地点で産院を予約しないと産めないというくらい。
幼稚園も入れなくて。みんなちょっとお金に余裕がでてきた
のか、異様に高いベビーカーを持っていますね。1万700
0コルナくらい、日本円にすると10万円くらいするんです
よ。ちょっとしか使わないのに。それをリサイクルとか、物
が置けないから売る人が多いんですけど、チェコ人は売らな
いんですよね。
―――日本では周りにあげたりしますよね。少子化問題ばかり取り上
げられているなかで、ベビーブームは珍しいですね。
A氏:全体的に見たらどこも高齢化社会になりますが、これは歓迎す
べき傾向だと思いますね。
I氏:でもこれだけ景気が悪くなるとまた考える人もいるのではない
かと思います。
A氏:日本みたいに長時間残業や、すごく職住が離れているというこ
ともあまりないので、チェコの方が少しは子育てしやすい環
境ではあるのかもしれません。
I氏:若い世代にはいるみたいですけど。基本的に共働きという感じ
でしょうか。私はたまたま主人の母親が近くに住んでいて、
すごく手伝ってくれるので、そういう環境がなかったら大変
だったと思います。
―――ベビーシッターの利用は多いのですか?
I氏:チェコ人はあまり利用しないですね。他の外国人は結構利用し
ているようですが。バリバリ仕事をしているキャリア女性だ
と利用している人がいると聞きます。
A氏:基本的に身内で面倒を見ることが多いですね。
I氏:親やまだ下に学生の兄弟がいたりすると、面倒を見てもらった
り。でも、共産主義時代の方が子どもは育てやすかったと聞
きます。学校は大体お昼に終わるのですね。お昼ごはんを家
で食べることが多いので大変なのですが、共産主義時代は学
校が終わってから行く遊びの学校みたいなところがあって。
ボーイスカウトみたいな活動も盛んでした。多くの子どもた
ちはそれに参加していて、親たちはもっと働きやすかったの
だと思います。
I氏:それに、共産主義時代は才能伸ばすことには、すごく特化させ
られていたようです。
―――芸術の才能に関しては、協力的な国民であるとお聞きしまし
た。
I氏:授業を休ませてでもレッスンへ行ってもいいみたいで。例えば
バイオリンをやっている子だったら、バイオリンの先生が2
時からしか空いていないっていうと、学校が3時まであると
しても、授業よりもそっちを優先してもいいという。
―――寛容ですよね。周りもそういった才能をとても尊敬している
し、日本だと才能ある人は妬まれたり、それで学校を休んだ
らいじめられたりするケースが多いですよね。
A氏:個性の違いを素直に認めるのだと思います。
チェコでも、日本食レストランが流行っているんですね。

旧市街側のカレル橋を渡ったところには、
なぜか京都飯店という中華料理屋がありました。
中国と日本の印象がごちゃ混ぜになっているという
ところが出ています。
パリでは日本食レストランが増えすぎて出店が規制されるかも
しれないというニュースまで出ていましたよね。
チェコは、日本食レストランはまだ多くはないですが、
日本の話題には必ずあがるというところからも、
かなり関心は高いのでしょう。これから増えていくのかもしれません。
(・・・続きます)